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男は、だいたい30代の後半ぐらいまでは、「本当にいい女」というものもよくわかりません。
キライでないかぎりみんないい女であり、性の対象になるのです。 若い時期にはむしろ、女性に真剣に惚れられてもわずらわしく思ったりもします。
だから、「私を好きかキライか」と相手にせまってもしょうがないのです。 たとえ「お前が好きだ」と答えたとしても、それは「お前の体が好き」という意味です。
これが若い男の最大の特徴といえるでしょう。 このような性欲本位の状態が浄化されてくるのが、人にもよりますかだいたい30代後半になった頃です。
だから、男は少し年を取ったほうがいい恋ができるのです。 また、若くても、いたずらに女性を渡り歩いたりせず、ちゃんと昇華できる男もいます。

スポーツや、脳エネルギーを使う学問研究、芸術といったものに性欲を転換できる人もいるのです。 あの精神分析学者のフロイトも、性欲をむき出しにし、それを満たすのは動物的な人間であり、芸術をつくることはできないと言っています。
性欲を昇華するプロセスが芸術や文明、文化を生むエネルギーになっていることを、芸術家たちはみな知っています。 それが性欲に流れてしまうと、たとえば小説家なら三文文士、エロ小説家のレベルで終わってしまうわけです。
男性を見るとき、とくに若い男性を見るときには、彼が愛を理解するまでに、まだまだ時間がかかるのだということを、覚えておきましょう。 そして、彼が性欲にふりまわされずに勉強や仕事に打ち込んでいる意志の強い男であれば、どうか心から応援してあげてください。
「自分を強く求めてこないのは私を好きではないからだ」などと誤解しないでください。 いつも一緒にいたがり、ベタベタしたがる男がそうする理由は、残念ながらあなたへの愛ゆえではないのです。
好きという気持ちはあるにしても、自分でもどうにもならない本能にふりまわされているのが実態です。 そういう男の性質を理解し、うまく舵取りをして彼が大人の男に育っていくのを見守るのも、大変ではありますが、女性にとってやりがいのある仕事かもしれません。
男が結婚を意識するのは、一言で言えば、その女性と一緒にいて建設的な想像ができたときです。 もっといえば、その女性と築いている家庭のイメージが描けたときです。


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